Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

各種メディア、各種媒体での掲載とその概要を紹介します

一流のビジネスパーソンを目指す人のための総合型ビジネススクール「カラーズ・ビジネス・カレッジ」を紹介します

「現場学」を研究し、強い現場づくりを目指す遠藤研究室を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.262 二つの対談

[2015-07-21]

 7月は外部での講演や対談がとても多く、1ヶ月で10件以上の予定が組まれています。年間100件近く行う講演に比べ、対談の件数はそれほど多くはないのですが、先週は珍しく2件重なりました。
 先週水曜は日本橋のマンダリンオリエンタルホテルで「製造業サミット2015」が開かれ、私は基調講演を担当。その後、スター精密の佐藤肇社長と対談をさせていただきました。
 佐藤社長とは今年はご縁が重なり、1月の全国経営者セミナーでも対談相手を務めさせていただき、5月の早稲田会議にもご出席いただきました。スター精密は工作機械、POS用プリンター、精密部品などを主軸に、海外売上比率が80%を超えるグローバル優良企業です。佐藤社長の経営手腕はとても高く評価され、昨年日経ビジネスオンラインが行った「社長が選ぶベスト社長」のおひとりにも選ばれています。
 無闇矢鱈に規模を追求しない「身の丈経営」、1000億円超の市場は狙わない「グローバルニッチ戦略」、キャッシュを重視する「キャッシュフロー経営」など理にかなった経営を実践されており、今回の対談でも数多くの気付きを得ることができました。

 翌木曜は日本CHO協会主催のオープンフォーラムin Human Capital2015が東京国際フォーラムで開かれました。今回のテーマは「現場力」。「最強の現場力の磨き方」と題して、JR東日本テクノハートTESSEIの元専務・矢部輝夫さんと対談をさせていただきました。
 かの有名なハーバード・ビジネス・スクールのケーススタディとして取り上げられるまでになったTESSEI。そのTESSEIの変革を「プロデューサー」として導いたのが矢部さんです。
 現場力は言うまでもなく「現場」が主役ですが、現場が自分たちだけで変革することはできません。現場を覚醒させ、現場に眠っている潜在力を引き出すためには、様々な仕掛けや仕組みを講じて現場に火をつける「プロデューサー」の存在が不可欠です。
 矢部さんとはこれまでにも何度か対談をさせていただいているので、阿吽の呼吸で話をすることができました。臨場感のあるお話はとても刺激溢れるものでした。
 対談といっても、私は相手のお話を引き出す役割を担うことが大半です。聴衆の方々がどんな話を聴きたいのかを考え、面白いエピソードを上手に引き出せるかどうかが鍵です。
 対談は「掛け合い漫才」のようなもの。二人がうまく絡み合うことができれば、単独で話をするよりはるかに面白くすることができます。これからさらに対談の「技」を磨いていきたいと思っています。

[今週の出会い]

 秋に出版する予定の新著の原稿づくりを手伝ってくれた若手コンサルタント7名と会食する機会がありました。プロジェクトで多忙な中、自ら手を挙げて執筆に協力してくれたお礼の会食です。場所は銀座・玉木。美味しい食事とワインを楽しみました。
 一流のコンサルタントになるためには、自らの考え方や経験を本としてまとめ、「世に問う」ことが不可欠だと私は思っています。将来、この中から自らの本を出版する人が生まれることを期待しています。

[今週のシナ]

 ソファでシナのおなかをさすってあげていると、いつの間にか気持ちよさそうに爆睡してしまいました。幸せそうに寝息を立てています。