Isao Endo  遠藤 功

遠藤功が「現場力」を語るコラムをお届けします

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早稲田大学大学院教授、株式会社ローランド・ベルガー会長を務める遠藤功のプロフィールを紹介します

講演活動についての概要を紹介します

『現場力を鍛える』『見える化』など、遠藤功の書籍を紹介します

各種メディア、各種媒体での掲載とその概要を紹介します

一流のビジネスパーソンを目指す人のための総合型ビジネススクール「カラーズ・ビジネス・カレッジ」を紹介します

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連載コラム「現場通信」

Weekly現場通信 vol.363 大詰め

[2017-10-23]

 来年2月頃に出版を予定している次著の執筆が大詰めを迎えています。今年初めに準備を開始し、執筆を開始したのは5月頃。いつもそうですが、最初の頃は頭の中も整理されておらず、書いては直し、書いては捨てを繰り返しながら頭の中を徐々に整理していきます。
 本格的に書き始めたのは、8月の夏休みに入ってから。やはりある程度まとまった時間がとれないと、執筆ははかどりません。それから約2ヶ月が経ち、ようやく山の頂上が見えてきました。
 とはいえ、これで簡単に終了というわけにはいきません。これから内容の吟味に入っていきます。本当に自分が主張したいことは何なのか、どうしたら私が伝えたいことは表現できるのか、そもそも世の中に発信するだけの価値ある内容なのかなどなど、何度も何度も推敲を重ねます。
 「仏つくって、魂いれず」と同様に、これから仏様に魂を入れていく作業に入っていきます。この作業をやっているとだんだんと自信を失っていきます。「こんな本、出して意味があるんだろうか?」という素朴な疑問も頭に浮かんできます。
 それでも、今回は割と吹っ切れた感じで作業を進めています。なぜかと言えば、この本は誰かに読んでもらうというよりも、自分のために書いているという感覚が強いからです。
 来年、私は経営コンサルタントになって30年目の節目の年です。その記念の年に、自分自身が経験してきたことをもとに、経営についての本をまとめたいというのが、この本を書くことの私にとっての意味です。 
 執筆を進めながら強く感じるのは、いかに自分が経営のこと、会社のことを知らないかということです。30年も経営コンサルタントをして、コンサルティング会社の社長・会長も務め、いくつもの会社で社外役員を務め、ビジネススクールで教鞭を10年も執っていながら、本当に自分は何も分かっていないのだと痛感しています。
 そんな私が書く本なので、他の人たちが読んであまり役に立つとも思えません。あくまでも、分かっていない自分が、分かっていないなりに自分が思うところを自分のために整理した本だと位置付けています。
 私の本は現場について書くことが多いのですが、今回は経営論、会社論なので、経営全体をカバーした内容になる予定です。面白いかどうか、役に立つかどうかは二の次。とりあえず自分が納得するところまで、原稿にこだわりたいと思っています。
 執筆の際には、いつもコクヨのCAMPUSノートを執筆用ノートとして使います。通常は1~2冊で済むのですが、今回の本では4冊も使いました。それだけ言いたいこと、伝えたいことが多いということなのだと思います。
 しかし、いくらよい材料があっても、料理の腕が伴わなければ、よい料理にはなりません。これからが腕の見せ所です。

[今週の出会い]

 本の執筆用に、何十冊も本を読みました。その中の1冊、『弱者の戦略』(稲垣栄洋著、新潮選書)がとてもお勧めです。一見、ビジネス書、経営書のようなタイトルですが、実はこの本は生物学の本です。
しかし、内容的にはぜひビジネスパーソンの皆さんに読んでいただきたいヒントが盛りだくさんです。「弱くても生き残れば勝ち」!戦略とは弱者のために必要なのだということがよく分かります。

[今週のシナ]

 ちょっと憂い気味のシナです。実は、シナは前脚を痛めてしまいました。ある朝、散歩から戻ってくると、右前脚がびっこのようになっています。散歩の時には元気だったのですが、走った拍子に捻挫か何かをしたのかもしれません。
 慌ててペット病院に連れていき、レントゲンを撮ってもらいましたが、骨には異常なし。でも、痛みはあるようなので、しばらくは薬を飲んで、散歩はおやすみ。早くよくなることを祈るばかりです・・・。