プロフィール

遠藤 功

現在の役職

  • 株式会社シナ・コーポレーション 代表取締役

その他の役職

  • SOMPOホールディングス株式会社 社外取締役
  • 株式会社ネクステージ 社外取締役
  • TANAKAホールディングス株式会社 社外取締役
  • 株式会社ドリーム・アーツ 社外取締役
  • 株式会社マザーハウス 社外取締役
  • ソシオークホールディングス株式会社 顧問
  • 住友林業株式会社 顧問
  • 三菱電機株式会社 顧問
  • Unipos株式会社 顧問
  • 株式会社ガラパゴス 顧問
  • 静岡県ラグビーフットボール協会 理事
  • カラーズ・ビジネス・カレッジ(CBC)主任講師

経歴

■ 1956年

東京生まれ。早稲田大学商学部卒業。(専攻は国際貿易論、田中喜助ゼミ)

■ 1979年

三菱電機株式会社入社。名古屋製作所配属。産業用モーターや制御機器の生産計画や納期調整などを担当。モノづくりの基本を学ぶ。東京本社海外事業本部に転勤。シーケンサー、インバーターといったFA(ファクトリー・オートメーション)電子機器の北米向けビジネスを担当。途中、企業派遣で米国ボストンカレッジ経営大学院に留学、MBAを取得。

■ 1988年

約10年お世話になった三菱電機を退職し、経営コンサルティングの道へ。同年ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)に入社。プロジェクト・マネージャーとして数多くの戦略策定プロジェクトを担当。

■ 1992年

アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)に入社。東京オフィスの戦略グループ立ち上げに尽力し、パートナー(共同経営者)に昇進。

■ 1997年

日本ブーズ・アレン・アンド・ハミルトンにパートナー兼取締役として入社。製造業担当としてSCM(サプライチェーンマネジメント)、調達改革など数多くのオペレーションプロジェクトを指揮する。

■ 2000年

欧州系最大の戦略コンサルティング会社であるローランド・ベルガーに日本法人代表取締役社長として参画。日本有数の戦略コンサルティング会社へと成長する陣頭指揮を執る。戦略策定のみならず、実行支援を伴った「結果の出る」コンサルティングとして高い評価を得る。

■ 2004年

2004年に出版した『現場力を鍛える』(東洋経済新報社)はビジネス書評誌「TOPPOINT」の「読者が選ぶベストブック2004」の第1位に選ばれ現在32刷を数えるロングセラーとなっている。

■ 2005年

2005年に出版した『見える化』は20万部を超えるベストセラーとなり、第6回日経BP・BizTech図書賞を受賞。(「TOPPOINT」誌2005年下半期3位」)

■ 2006年

ローランド・ベルガー日本法人会長に就任するとともに、早稲田大学ビジネススクールの教授に就任。早稲田大学ビジネススクールでは、経営戦略論、オペレーション戦略論を担当し、現場力の実践的研究を行っている。

遠藤研究室の大学院生が主体となって運営する産学融合の勉強会・オペレーショナル・エクセレンス研究会(通称OE研)は毎回内外の卓越した現場力を誇る企業からゲストを招き、現場の目線から企業の競争力を検証している。既にOE研の開催は20回を超えている。

同年末には現場力三部作の完結篇として『ねばちっこい経営』を出版した。(「TOPPOINT」誌2007年上半期2位)

■ 2007年

ローランド・ベルガードイツ本社のSupervisory Board(経営監査委員会)の初のアジア出身のメンバーに選任され、同社のグローバル経営を推進する一翼を担った。

2007年6月から株式会社カラーズ主催の経営コンサルタントを養成するための「プロフェッショナル・コンサルタント養成塾」を開講。2009年11月には新たに「MBAエッセンス講座」を開講。こうした講座をリニューアルし、拡充した「カラーズ・ビジネスカレッジ(CBC)」の主任講師として企業研修、オープン講座を担当している。

■ 2007年12月

「プレミアム戦略」(東洋経済新報社)を出版。日本初の本格的なプレミアム論として、新聞、雑誌等で取り上げられた。

■ 2008年9月より

早稲田大学ビジネススクールのMBA/MOTプログラムディレクターに就任。同校の運営の統括責任者を務めた。

■ 2009年1月

現場力三部作の続編として『現場力復権』を出版。(「TOPPOINT」誌2009年上半期4位)
さらに、2009年12月にはPHPより『競争力の原点』を出版。日本企業が国際協力を取り戻すために何をすべきかについて新たな視座を投げかけた。

■ 2010年4月より

NHKラジオの人気番組「あさいちばん」の「ビジネス展望」のコーナーにレギュラー出演。

■ 2010年

『未来のスケッチ』(あさ出版)、『課長力』(朝日新聞出版)、『「日本品質」で世界を制す!』(日経新聞出版)と日本の競争力の源泉である現場力、ミドル、品質をテーマとした書籍を次々に出版。『未来のスケッチ』は「TOPPOINT」誌の2010年上半期9位に選ばれた。

■ 2010年7月

自身の現場行脚を記録する新サイト「現場千本ノック」を立ち上げた。また2010年11月より戦略コンサルタントとしてのキャリアを綴る「外資系戦略コンサルタントサバイバル奮闘記~プロフェッショナル・キャリアを歩む~」をアルトビジョンより配信した。

■ 2011年5月

『伸び続ける会社の「ノリ」の法則』(日経新聞出版)を出版。同月、株式会社良品計画社外取締役に就任。

■ 2012年9月

『新幹線お掃除の天使たち』(あさ出版)を出版。10万部を超えるベストセラーとなり、アトリエダンカンによってミュージカルとして上演され、好評を博した。

■ 2013年3月

ヤマハ発動機株式会社社外監査役に就任。

■ 2014年6月

損保ジャパン日本興亜ホールディングス株式会社(現SOMPOホールディングス株式会社)社外取締役、日新製鋼株式会社 社外取締役に就任。

■ 2015年10月

ローランド・ベルガーグローバルCEOであるシャレドア・ブエとの共著『LFP-企業が「並外れた敏捷性」を手に入れる10の原則』(PHP研究所)を出版。

■ 2016年3月

早稲田大学を退任。遠藤研究室の卒業生101名を教える。

■ 2018年2月

『生きている会社、死んでいる会社』(東洋経済新報社)を出版。書評誌「TOPPOINT」2018年上期の「記者が選ぶベストブック」の3位に選出された。

■ 2019年

『「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント』(東洋経済新報社)、『令和の現場力』(日本経済新聞出版社)、『ガリガリ君の秘密』(日経ビジネス文庫)の3冊を刊行。『「ホットケーキの神さまたち」に学ぶビジネスで成功する10のヒント』は、TBSの「情報番組Nスタ」で特集された。

■ 2020年

30年余のコンサルタントキャリアの集大成である『戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法』(東洋経済新報社)を出版。同年6月にローランド・ベルガー会長を退任。「無所属」の独立コンサルタントとして活動を開始。7月には『コロナ後に生き残る会社 食える仕事 稼げる働き方』(東洋経済新報社)を緊急出版した。

■ 2021年

住友林業、三菱電機などの顧問に就任し、大企業の組織風土改革の支援を開始する。「現場からの風土改革」を標榜し、現場力の再構築に向けてのさまざまな支援を行う。11月には『サクッとわかるビジネス教養 マネジメント』(新星出版社)を出版した。

■ 2022年

大企業向け組織風土改革の支援を継続するとともに、ガラパゴス、Epsilon Molecular Engineering、Uniposなどのスタートアップ企業、成長企業の社外取締役、顧問として活動を強化している。組織風土改革の実践経験をもとに、7月に『「カルチャー」を経営のど真ん中に据える』(東洋経済新報社)を出版。組織風土改革の実践的教科書して広く読まれている。この本は『現場論』『生きている会社 死んでいる会社』とともに、現場論、会社論、組織論を語る後期三部作と位置付けている。
現在は「無所属」の独立コンサルタントとして数多くの企業の社外取締役、経営顧問を務め、次世代リーダー育成の企業研修にも携わっている。

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